Canon EOS-1D X Mark II

 
 

 
 

 Canon EOS-1D X Mark II

 高画質と高速性能の極致を目指して自社開発・生産した、有効約2020万画素、約35.9×23.9mmフルサイズCMOSセンサーを搭載。
 新開発の映像エンジンDIGIC 6+を搭載。新ノイズ低減処理により静止画の高感度画質をさらに磨き上げると同時に、撮影時における回折補正、RAW現像時のカメラ内デジタルレンズオプ ティマイザ、高フレームレートの4K動画やフルHD動画撮影を実現しています。
 撮影時に色収差(倍率/軸上色収差)と周辺光量、歪曲収差を補正することが可能です。さらに、DIGIC 6+の優れた処理能力により、回折現象による解像への影響も、撮影と同時に補正できるようになりました。
 「Digital Photo Professional」で高い効果を実証しているデジタルレンズオプティマイザ。これをカメラに実装するため専用ICを新規開発し、カメラ単独での使 用を可能にしました。
 CMOSセンサーからの信号読み出し、映像エンジンによる内部処理、低ショックのミラー駆動システムを新規に開発。徹底した高速化と効率化を図ることにより、ファインダー撮影時、最高約14コマ/秒の高速連続撮影を実現しました。
 最高約16コマ/秒の高速連続撮影やDCI 4K/59.94fpsを実現するため、CFカードよりもはるかに高速書き込みが可能なCFast 2.0カードに対応。CFカード(UDMAモード 7)とのデュアルスロットを搭載しました。
 AE、AF、画作りの統合による、表現力と撮影機能の大幅な向上。
 キヤノンの最新のAF技術を投入。新開発のAFセンサーを核に光学系とアルゴリズムを再構築した、新61点レティクルAFを搭載しました。すべての 測距点のF8対応測距や、中央1点の低輝度限界の拡大など、基本性能が大幅に向上。さらに、「プロのためのAF」を突き詰め、AIサーボAFとEOS iTR AFのアルゴリズムを進化させています。
 EOS iSA Systemが検知した被写体の顔や色、形。その動きに合わせて測距点を乗り移らせ、ピントを合わせ続けるのがEOS iTR AFです。約36万画素RGB+IR測光センサーの採用により、従来よりも遠く、小さな顔に対する検知能力が向上。これと色や人の形などの情報を利用する 最新のアルゴリズムが相乗効果を発揮し、精度のよい被写体選択と安定した追尾を実現しました。
 障害物を検出する。測距点から被写体がはずれる。このような予測AF制御に影響を与える要因を排除し、レンズ駆動の安定性と突然の動き出しにも対応 する応答性を高度に両立したのが、AIサーボAF IIIです。EOS-1D X Mark IIは、そのアルゴリズムをさらに進化させたAIサーボAF III+を搭載しています。
 約35.9×23.9mmフルサイズCMOSセンサーに合わせ、ファインダー光学系を最適設計しました。視野率は約100%、アイポイントは約 20mm。高屈折率ペンタプリズムと高屈折率ガラスによるコンデンサレンズ、接眼レンズを使用することで、約0.76倍(50mmレンズ・∞・-1m-1)の広い視野と、覗き方によって見え方が変化しにくい高品位なファインダー像を実現しています。
 RAW画像をカメラ内で現像する際の、設定可能項目がさらに充実しました。